期限切欠損金の処理
期限切の繰越欠損金の多い会社
繰越欠損金が多い会社は言い換えれば、多くの借入金が支払われずに残っています。
通常の場合は親族から まず 役員からの借入金であることがほとんです。
役員借入金は 役員側から見れば 回収の不可能な貸付金になりますが、
財産を構成しますので、相続税の課税がなされます。
そこで 繰越欠損金が多い場合は
① 債務免除
③デットイットスワップ 借入の資本組み入れ
が行われます。
繰越欠損金が期限切れの場合は
清算所得の計算で期限切欠損金が再利用できるので
会社を任意解散させる場合もあります。
①債務免除する際は 、贈与税がかからないように慎重に行わないといけませんので
金額が多額になると厄介です。
社長たちは 繰越欠損金は債務免除したくないと考えるようで、
税理士の指導が無い場合は期限切れ欠損金になっていきます。
世の中には 繰越欠損金を利用した節税スキュームまであるようです。
方法は A社が繰越欠損金の多いB社を吸収合併する方法です。
みなし共同事業要件
大掛かりな節税対策なので税務署側も否認しようと待ち構えてます。
今回は この繰越欠損金の改正がありました。
①繰越欠損金の期限が 9年間に延長されたこと
②中小法人等以外の会社については控除限度額が 税引前当期純利益の80%
に制限が加えられました。
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2012年7月26日 | コメントは受け付けていません。 |
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