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仮装経理


同族会社の場合 節税対策として 会社の税金と役員の税金の合計が
一番安くなるように 役員報酬を決定しており、
会社の利益が0円に近づくように役員報酬を決定しています。

役員報酬は 定期同額である事が税務上の約束事ですので
利益予想が少しでも下降すると赤字決算になるような下地ができています。

このような場合 売上を多く計上してしまおうと安易に仮装経理を行います。

強気の経営者

会社の景気が上向きで経営者が強気の場合は この際 悪いところを
すべて直してしまおうと 赤字を恐れず 赤字対策決算を行いません。

銀行側は 強気の経営者の赤字は 融資に影響をあまり与えません。

銀行は融資する際に 税引前利益+役員報酬の金額を 会社の実力と考えています。

仮装経に走る経営者

会社の景気が思わしくない場合は 経営者は 役員報酬の引下ることで
対応しようとしますが。。。 税法が 事業年度途中の役員報酬の引下げに対して
歯止めを掛けているので 事業年度内では 役員報酬の引下げはできません。
赤字対策決算を税理士に依頼することになりますが~
やむ得無く 売上を過大に計上する事を選択します。

仮装経理の会計処理は
① 売上を増加させる方法
 売掛金 XXXX   売上XXX
③ 期末の棚卸商品を増加させ売上原価を過小にする方法
 商品 XXXX 期末商品棚卸高 XXX
の2種類の方法しかありません。

あまりにも 簡単な経理処理で 仮装経理ができ上がることをご理解ください。

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2012年10月2日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:自社の会計チェック

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