キャシュフロー計算書
企業取引が複雑になると 損益は 損益計算書上では、多額の利益が出ているが、
小切手や手形の決済ができずに黒字倒産になります。
キャシュフロー計算書では、資金繰りの状態を知ることができます。
バブル期の終演では 一部上場企業などが 過大な投資の失敗(設備 株式や不動産)
で多くの企業が 決算書が良いにもかかわらず ある日突然倒産したことから
第3の財務諸表として導入されました。
粉飾決算で利益を出している場合など 現金預金が回収できないわけですから
損益計算書では大きな黒字でも キャシュフロー計算書をみると 営業キャシュフォロー
はマイナスでキャシュが不足している現況が現れます。
言いかえれば 損益計算書で嘘をついてもキャシュフロー計算書では見破られることになります。
仕組み
キャシュフロー計算書は
① 営業キャシュフロー
② 投資キャシュフロー
③ 財務キャシュフロー
の3種類の キャシュの獲得方法からなっています。
損益計算書の 税引前当期純利益から スタートして
①営業キャシュフロー
②投資キャシュフロー
③財務キャシュフロー
と計算して 最終 現金及び現金同等物の 増減が計算されますので
④ 期首の現金及び現金同等物を足して
⑤ 期末の現金及び現金同等物を向上すると
貸借対照表の 現金預金の残高に一致することになります。
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2012年10月3日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:自社の会計チェック